フレームワークを使う利点は、フレームワークを使わない場合の欠点を知らないと生きてこない。しかしそれを実感するには十分な知識と実践と時間が必要になる。ライブラリやフレームワークを使えば自然と開発の時間が短縮されて楽をできるという浅はかな考えは通用しない。例えばjspでウェブアプリケーションを作成するときにjstlやstrutsフレームワークといったものを使うことがある。jspについての経験の浅い私の目から見ればまったく別言語に見える。コードを簡潔にしたり、再利用をしたりということの恩恵を得られるようになるはまだまだ先のことのようだ。
こういう話もある。
コードの再利用
再利用可能な要素を求めてコードを読むことがあります。このときの鍵となる考え方として、「期待しすぎない」ことが大切です。コードを再利用できるという可能性は魅力的ですが、わかりにくい概念です。期待しすぎず、失望しないでください。再利用可能なコードを書くのは非常に大変なことです。何年にもわたって時の試練に耐え、複数の異なる場面で再利用されてきたソフトウェアは案外少ないものです。一般にソフトウェア部品が再利用可能な候補になるのは、きちんとした手続きを経て拡張され、2つか3つのシステムに繰り返し採用されてきた実績があるときです。その場限りの目的で開発されるソフトウェアでは、こうしたことはめったに起こりません。