現状ではまだ手を出すのは早いかもしれないssdでデータベースサーバを構築してみた。実験的な意味で。
DBソフトウェアはmysqlで、sennaによる全文検索システムを使っての動作テストをしてみた。結果は素晴らしいの一言。select文の速度面ではざっとhddの3~4倍の速度が出た。これだけ速いと多少コストがかかってもssdに移行するという選択肢も現実的になる。クライアントでxpをインストールした場合などではプチフリと呼ばれる短い時間でのフリーズ現象が発生するようだが、DBサーバのみでの運用はそんなものは特に気にならないので、ssdの使い道としてもしかしたら最適かもしれない。hddをRAID0で組んで速度を稼ぐよりも、ssd一本での速度がそれに勝るとも劣らないためコストパフォーマンスはその点では良くなるかも。
それにしても、ssdは速い。データベースの速度が遅いという問題を抱えている場合、DBのチューニングやテーブルの設計方法の工夫などに頭と時間を費やすよりも、SSDを投入してお金で解決をすることができてしまうというのはなんというか、予算がある企業ほど有利というモデルを踏襲しているなあという感じ。
実験に使ったのはBUFFALO 2.5インチ MLC 内蔵SSD SHD-NSUM30GというSSD。既存のハードディスクの内容を引越しするためのソフトウェアが豊富に付属しているため、それを目当てに購入したSSDではあったのだけれども、MLCでそれほど性能が良くないと言われていたのに想像以上のパフォーマンスで驚いた。