return UIApplicationMain(argc, argv, nil, NSStringFromClass([AppDelegate class]));

xcodeでクラッシュする場合の話。

return UIApplicationMain をキャッチしてマウスカーソルを合わせるとEXC_BAD_ACCESSとだけ出る。コンソールログには何も出ていない。ゆえにどこで何が原因かということがまるでわからない。私の場合は特に処理の重いルーチンで発生していて、クラッシュの再現性もできなく不規則的に発生するので困難を極めた。それでもバグを取り除かなければならないのでまず手始めにやることはログの情報量を増やすことから始める。Edit SchemeからDiagnosticsタブでデバッグ時のオプションを選択できるようになっているので、そこからログに関係する項目にチェックしてコンソールに表示される情報を増やす。Loggingの項目のどれでもいいが例えばLog Dynamic Linker API Usageにチェックを入れて実行してみたところ変数名とその値がログに表示されるようになる。とりあえずその状態でデバッグをしてみることにする。クラッシュの再現性は不規則であったが、ログを確認してみると特定の関数内の変数に関わるところでクラッシュしているというのがわかった。クラッシュの原因は厳密にはわからないもののどこでクラッシュが発生しているかという関数の場所はログに表示される変数名から特定することができた。結局原因はプロパティ変数にアクセスする際のささいなミスだったんだけれども。

原因不明のEXC_BAD_ACCESSがでるクラッシュでもデバッグオプションでログの情報量を増やせば怪しい箇所を特定することができる。クラッシュした時に原因となる箇所がログに表示されれば一番いいのだけれど、表示されない場合もあるのでそういう場合は実行中にログを流し続ける設定にしてクラッシュしたらその直前のログをチェックして場所を限定する、という具合にやると厄介なバグでも修正できるかもしれない。

デバッグのオプション設定

Memory Management

Enable Malloc Scribble
Enable Malloc Guard Edges
Enable Guard Malloc
Enable Zonbie Objects

Runtime Sanitization

Enable Address Sanitizer Requires recompilation

Logging

Distributed Objects
Malloc Stack
Log Dynamic Linker API Usage
Log Library Loads

Dubugger

Stop on Debugger() and DebugStr()

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