思うところあって少しずつ,対義語辞典のウェブサービスを作成中。
対義語とは有る単語と対になる反対の意味を持つ単語。たとえば平和の対義語は戦争で,自然の対義語は人工という具合に。単語の中にはそれ自身で対立する意味を持つものも有り,善悪や有無,遠近などの単語には対義語は存在しない。
で,起床の対義語は当然「就寝」だろう,と思っていたが,私の持っているパソコンの辞書には「就床」なる単語が対義語として挙げられていた。ここが悩ましい。起床の対義語として就寝が間違っているわけではないが,就床の方が漢字的にはしっくりくるような気もする。「起床する」や「就寝する」はありそうだが,「就床する」というのはあまり聞いたことが無い。goo辞書によると就床の説明に就寝という言葉があるが,逆はないことから就寝の方が一般的な言葉であると思われる。国語の試験で起床の対義語を問う問題があったら就寝と就床のどちらで答えても正解なのかそれが非常に気になる。特に辞典ウェブサービスを作るとなるとそれなりの精度が必要なのでなんとも。
あと,こういう細かな違いも気にしだすとキリがない。そもそも言語なんていうものはいい加減で傲慢にできているものだから多少の間違いは気にしないでいるのがいいかもしれない。
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